歌手の森公美子が7キロの減量に成功したとかでブームになっていた
「バナナダイエット」。
おかげでバナナの売れ行きは好調で、
スーパーでは前年比の売り上げ7割増や品切れが起きていた。
ブームの発端は「朝バナナダイエット」(ぶんか社)なる本だが、
このダイエット法、どんな理屈なのか。
▼朝バナナダイエット

健康ライターの東茂由氏が説明する。
「朝食の代わりにバナナと常温の水を飲む方法です。
バナナは食物繊維が含まれ、腸内環境を整え、便通がよくなる。
しかもジュースなどと違って固形物だから満腹感があり、
それが減量につながる。
バナナはスポーツ選手が競技の前に食べることからも分かるように、
吸収がいいため体内ですぐにエネルギーになるというメリットもあります。
僕の周辺でも“効果があった”という声を聞いてます。
ただし、バナナさえ食べればいいわけではありません。
昼食と夕食に野菜や魚、豆類、海藻など、バランスの良い
食事を取ることが重要です」
●リバウンド太りは必至?
とはいえ、この手のダイエット話は
これまでココアやキャベツなどさまざまな方法が出てきた。
「またまたバカげた話が出てきましたね」と苦笑するのは医学博士の米山公啓氏だ。
「朝食をカロリーの低いバナナにすれば痩(や)せるのは当たり前の話。
絶食と同じ理論で、ありがたがることはないんです。
だいたい、ご飯と味噌汁が好きな日本人が365日、
バナナで我慢できるはずがありません。
最初の1、2カ月は続くでしょうが、やがてご飯を食べ始め、
リバウンド太りするのがおち。
1年間、バナナダイエットを続ける人がいたら、会ってみたいものです。
この方法を妄信している人には“早く目を覚ましなさい”と言いたい」
メタボの連中を惑わすダイエット商法。バナナのあとは何がはやる?
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さよならメタボ(下) 工夫した歩行で効果大
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メタボなんて関係ないと思ってたら、
2008年4月から健康診断でもメタボ対策実施が
義務付けられるというじゃないですか。
ちょっと健康になるために。健康ネタを集めてます~。
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